パジャマの丈を伸ばすときの基本的な考え方は?
前回の記事「身長180cm~185cmサイズのパジャマを縫ってみよう①」の続きです。今回は型紙の修正(必要な場合)と切り抜き、生地の裁断までやっていきますね。
型紙をハサミで切るときは、どこを切るのか間違いやすいのでくれぐれも慎重に。たとえば胸囲がLサイズで身長がMサイズという場合もあるでしょう。どの線で切るべきかきちんと確認してから切りましょう。
型紙のサイズの範囲内でおさまる方は簡単ですが、今回は「背が高い場合」の型紙の修正の仕方について解説します。
まず、各部分をどれぐらい伸ばしたいのかを慎重に考えてください。今回は長男のために袖を1.5センチ・身頃を2センチ・ズボンの股下を3センチ伸ばすことにしました。
型紙を伸ばす場合は、のりと紙が必要です。型紙の伸ばしたい部分に紙を貼ってつぎ足すのでね。もちろん生地も多めに必要になります。
ちょっと上の図を見てください。ズボンや袖の丈を伸ばしたいとき、型紙の線をそのまま延長してしまうと先がすぼまってしまいます(左図)!
これは間違いで、あなたの横のサイズ(胸囲など)がLサイズであれば型紙のLサイズと同じ幅の線をそのまま平行に下におろします(3センチ伸ばすのであれば3センチ下へ)
そして、その線と型紙の線を正しくなめらかにつなぐ線を書かないとおかしなことになってしまいます。これについては次で詳しく説明しますね。

なんだか難しそうですね💦

まあね。でも落ち着いてやってみましょう。
丈を長くする時の具体的な補正の仕方は?
まず私は専門的に洋裁を勉強した経験はないので、もしもっと良いやり方があるのであれば申し訳ないです💦
私はこのやり方で実際にうまくいきましたので、よろしければ参考になさってください。
ちなみに、裾が広がったラインのワンピースをただ長くしたい場合は元の型紙の線を延長するだけでいいので簡単です。
横幅はLサイズでズボンの股下を3センチ伸ばしたいのであれば、型紙のズボンのすそのライン(Lサイズ)を同じ長さでそのまま平行に下に3センチずらした線を引きます。
で、そのラインの端っこから定規(大人用であれば30センチ定規がいいと思います)をあて、横のラインと自然に交わる点を探してそこから裾のラインまで直線を引きます。
表も裏も同じやり方で補正すれば、前ズボンと後ろズボンの横の長さは自然と合うはずです(合わないと後で困ったことになる💦)。
型紙の前ズボンと後ろズボンの横を合わせてみて、長さが同じになっていることを確認してから切ってくださいね!
型紙の裁断、生地へのしるしつけ、生地の裁断
必要に応じて型紙を正しく補正出来たら、慎重に切り取ってください。生地へのしるしつけには、見やすい色のチャコペンを使いましょう。
この型紙の場合、型紙に縫い代は含まれていませんので型紙に書かれている指示をよく見て正しく縫い代をつけてくださいね。
本来は記事に型紙を待ち針で留めて作業をするんでしょうけど、私は下の画像のように型紙の上に漫画を置いてズレないようにする方法のほうがやりやすいです(ブラック・ジャック大好きwww)。
しるしつけが終わったら丁寧に裁断し、各パーツはきれいにたたんでカゴにでも入れてしまっておきましょう。1つも無くさないように気を付けて💦
このときあまりにも時間が経ってしまうと、せっかくのしるしが消えてしまう…なんてことも。洗わなくても消えるタイプのチャコペンを使用した場合は気を付けましょう。
次回は上着を縫っていきます♪襟とそでをつけるのはなかなか骨が折れる作業ですが、重要なので丁寧にやりましょう。
「身長180cm~185cmサイズのパジャマを縫ってみよう①」(クリックで記事へ)

次はいよいよミシンの登場ですね!

縫う作業は楽しいわよ♪