なぜ一部の医クラは暴走してしまうのか!?

医クラ暴走
スポンサーリンク

医クラが暴走していると感じる人がいる!?

Twitterでたまに見かけるのが「医クラが暴走している」というツイートです。「医クラ」とは医師などの医療従事者を名乗るアカウントのことです。

確かに見ていてそういうことはあると感じますが、すべての医クラが暴走するわけでは決してありませんし、医師ではない方が暴走することもよくありますよね💦

ただ、そのように言われるのはどうしてなのだろうとちょっと興味が湧いたので自分の思うことを記事にすることにしました。あくまでも「一部」の方に当てはまる事だと思いますので、そうでない医師の方はどうかお気になさらず。

 

 

じつはTwitterなどのSNSにおいて「正義感」がエスカレートして「暴走」してしまうことは珍しくないそうです。

自分たちが正しいと思うからこそ「間違った人を正してあげなければ!」「間違った考えを広める人が許せない!!」と思ってしまうのでしょうね。

医師は医療のプロなので、昨今の新型コロナ関連の話題では特に「間違った人や考えが許せない!!」ということになりがちなのかもしれません。

 

にゃご
にゃご

もちろん、一部の医クラだけなんだろうと思うけどね。

よっしー
よっしー

そう思う。そういう先生は怖いからあまり見たくないなぁ。

医クラはプライドが高いのかそうでもないのか?

世間一般的には「医師はプライドが高い人が多い」と思われがちみたいですが、必ずしもそうではないようです。

確かに、言葉遣いは丁寧で一見優しそうに見えても患者を下に見ているのが分かる先生や、いかに自分が優秀であるかを隙あらばアピールしている感じの先生もいらっしゃいますけど💦

でも、たとえば私のようなただの患者の意見でも良いと思ったら気軽にいいねやRTしてくださる先生もいらっしゃいますし「患者さんたちから学ぶことは多い」とおっしゃる先生も。

 



 

誰かと意見が対立した時に「ふん!医学部にも入れないバカのくせに!」「ド素人のくせに専門家に意見しやがって!」なんてコメントしている医クラを見かけると「うーん…」と思っちゃいます。普段心の中でそういう風に思ってらっしゃるのね💦

医学部に合格するのがどれだけ大変な事かは、高校2年生の初めぐらいまで医師を目指していた私にはよーーーーーく分かっていますよ。だけど、そういうことを言っちゃあおしまいよ!

どんなに頭が良くてどんなに勉強してきた人間でも、間違うこともあれば知らないこともあります。もしかしたら、まだ多くの人が知らないことだってあるかもしれません。

また、じつにくだらない理由で医クラ同士がケンカになるのもしばしば見かけます。一部とはいえプライドが高い方は少なくないのかもしれませんね。

 

「悪者」は徹底的にやっつけてもいいのか?

たとえば新型コロナウイルス感染症に関する情報などで「明らかにそれは間違っているよね」というものはあります。医クラがそういう情報を流す人に対して良く思わないのは当然でしょう。

ただ、中には「こんな悪い奴は許せない!!」という気持ちが強すぎるばかりに、とても下品な言葉で相手を罵ったりイジメのようなことをする方も見かけます。

正直それだと「あーあ、どっちもどっちだなぁ」と感じてしまいます…教養の高い専門家であるならば、相手の主張のおかしいところを冷静に指摘するだけで第三者は納得すると思うのですが。

Aさんがもともとあまり好きじゃなくても、Bさんたちがあまりにも下品なやり方で集団でAさんを罵っているのを見てしまうと、AさんだけではなくBさんたちも嫌いになってしまう…ということもありますよ?

 

 

集団で「俺たちは正義の代表なのだから、悪い奴は徹底的につぶすべきだ!」と思ってしまった時、恐ろしいことが起こる場合もあるのではないでしょうか。

特に専門家の間でも意見が分かれるようなこと、まだはっきりとどちらが正解なのか分かっていないようなテーマに関して「こちらが絶対に正しい!それ以外は悪!!」と思ってしまったとしたら…

中には「自分がいろいろな人に噛みつくのは正義だから親切だけど、相手が言い返してくるのは誹謗中傷なので許せない!!」と感じる方もいらっしゃるようです。第三者から見ればやっていることは同じに見えます💦

 

「正義の医師」といえば白拍子泰彦先生!

ブラック・ジャック カルテVII 白い正義|アニメ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL
手塚治虫公式WEBサイトです。アニメについてご紹介

 

手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』で主人公のブラックジャック(以後BJ)を「悪い奴だ、許せない!!」と敵視していたのが「あなたこそ正義の医師です」と言いたくなるような白拍子泰彦先生です。

白拍子先生はお金持ちの息子で剣道もめちゃくちゃ強く(OVAの設定)、とにかく「正義」にこだわるあまり何度か重大な失敗をしてしまいます。

そして自分がじつは間違っていたことを後で知っても、プライド故そのことを認められない白拍子を一喝するBJ。患者のことを思うのなら、自分の間違いを認めるべきでした。

 

【186】腫瘍狩り | 手塚治虫「ブラック・ジャック」40周年アニバーサリー! | 秋田書店
“漫画の神様”手塚治虫先生の最高傑作「ブラック・ジャック」。今年はB・J誕生40周年のメモリアルイヤー!! 秋田書店では複数の雑誌連載に加え、特別企画も準備中。この機会に漫画界の至宝「ブラック・ジャック」をもう一度味わってみないか、おまえさん!!

 

ブラック・ジャックはマンガですが、白拍子先生にちょっと近い感じの医師は少なくないのではないかと思いますよ。

何が正しくて何が間違いなのか、はっきりと言い切れないこともまだまだ多いです。そんな中、「私は正しい!悪は許せない!」と思うばかりに暴走してしまったら…そうならないように気を付けなければね。

もちろん、医療関係者じゃなくても正義感が強すぎると自覚のある方はちょっと気を付けてくださいね!

 

 

にゃご
にゃご

行き過ぎた正義が暴走すると怖いね!

よっしー
よっしー

戦争ってね、お互いに自分が正しくて相手が間違っていると思うところから始まるんじゃないかしら。