初めての海釣りで指に釣り針が刺さった!
あれは、忘れもしない中学1年生の夏の事でした。ちょっと自転車を飛ばして友達と海へ人生初の「釣り」をしに出掛けたんです。
そこらへんの釣具店で安い釣竿を買い、意気揚々と…もともと小学生の頃から、部屋でお人形遊びよりも外で遊ぶ方が好きだったんです。
バケツ一杯に魚を入れて持ち帰る光景を想像しながら釣りを始めましたが、なかなか魚がかかりません。
いったん針を引き上げて確認しようとしたとき、悲劇が起こったんです。「…痛っっ!!」なんと、右手の薬指に釣り針がしっかりと刺さってしまったんです。
返しがある釣り針がかなり深く指に食い込んでしまっていました。友達があせって針を抜こうとしましたが、激痛でとても抜けません。
結局、子供の手には負えないということで針が指に刺さったまま涙目で自転車で帰宅し、その後すぐに整形外科へ行きました。
病院ではどういう処置をしたのか
整形外科に行くと、まず待合室で見知らぬおっちゃんから「おっ!お姉ちゃん、自分の指を釣り上げちゃったのか!」とガン見されました。
そして医師からも「ははは…自分で自分の指を釣っちゃったんだね♪」と笑われる始末です。局所麻酔をしたんですが、あまり効かない!?
結局「ちょっとガマンしてね」と言われ、麻酔が十分に効いていない状態で思いっきり引っこ抜かれました(痛)!!!
…まぁ25年以上も昔の話なので、現在ではこんなに痛い思いをすることはもしかしたらないんじゃないかと思いますけどね。
とにかく、釣り針がうっかり刺さってしまった場合は自分で何とかしようとしないですぐに病院に行きましょう。
釣りが好きな方たちの中には、自分で釣り針を抜くという方法を公開なさっている方たちもいらっしゃるのですが…個人的にはやはり怖いですorz
あと、顔の方に釣り針が飛んでくることもあるそうです。目を守るためにも、釣りをするときはサングラスをしたほうが良さそうですね。
局所麻酔が効かない理由って?よくあること?
よっしーの指に釣り針が刺さった時、局所麻酔をしたのに十分に効かなかったので「麻酔が効きにくい体質なのかなぁ…」と不安になりました。
でもその後、歯科で局所麻酔をしたときはちゃんと効きました。帝王切開で出産した時の腰椎麻酔も…まぁ効かなかったら大変ですけど。
じつは局所麻酔には多少の不確実性があり、目的とする神経に十分な量の局所麻酔薬が届かなければ麻酔が不十分となることがあるんだそうです。
カフェインやアルコールの過剰摂取、その他の原因で麻酔が効きにくい人もいないことはないそうですけど、当時中学生のよっしーです。おそらく、打った場所が悪かったのでしょう。
局所麻酔が効かなかったという経験のある方でも、全身麻酔が効かないということはないそうなので安心してください。
お魚さんはさぞかし痛い思いをしているだろうと…
指に釣り針が刺さっただけであの騒ぎだもの、きっと釣り針を飲み込んだお魚さんたちはさぞかし痛いと思います…
昔は「魚は痛みを感じないのではないか」と考えられていたそうですが、最近では「人間のそれとは同じではないかもしれないが魚も痛みを感じるのではないか?」だそうです。
なんだか「およげ!たいやきくん」を思い出してしまいました…うーむ、お魚さんたち、ごめんね。命に感謝してありがたくいただきます。
あれから怖くて釣りは1度もしていません。みなさんも釣りに行くときは、くれぐれも釣り針に気を付けてくださいませ。小さいお子さんはもちろんですが、大人もね!