夏休みの自由研究は成績と関係があるの?
夏休みには学校からいろいろな宿題が出ますよね。問題集、プリント、工作…何かのポスターや作文のコンクールに最低でも1点は応募しましょうとか。
中でも大変なのが「自由研究」ですよね。中には「これ明らかにお父さんやお母さんが手伝いましたよね?」と思うようなすごい出来栄えの自由研究が新学期の教室の廊下に展示されていることも。
夏休みの自由研究は、ぶっちゃけ成績と関係があるのでしょうか?よっしーの身内や友人に教師が何人かいるので質問してみました。
残念ですが、夏休みの自由研究は成績とは特に関係がないそうです!そりゃそうですよね、理科をやってくる子もいれば社会、はたまた家庭科の自由研究をやってくる子もいますし。
ただ、学校の先生が「これはいい!」と思った自由研究はコンクールに応募されることがありますね。
よっしーはうっかり選ばれてしまったおかげで何日も居残りで作業をさせられ、さんざんでした…賞はいただきましたけど。
そういうわけなので、「コンクールで賞を取らせたいわ!」というわけじゃないのであれば、基本的には親御さんがあまりチカラを入れまくる必要はなく、お子さんがやりたいテーマでやらせてあげればいいと思います。
自由研究のテーマはどうやって探せばいいの?
自由研究といっても何をしたらよいか分からなくて悩むことは多いと思います。今は通信教育とか子供向けの雑誌などに、自由研究のおすすめテーマが載っていたりしますね。
その他ネットで「自由研究」と検索するとたくさんのサイトがヒットしますが…ちょっと待って。みんなが調べそうな場所に紹介されているテーマを選ぶと、他の子と「かぶる」可能性が高いです。
オーソドックスなところとしては、教科書を見て「これを応用したらどうなるのかな?」みたいなことをやってみてもいいと思います。理科だと誰かとかぶるかな?
猫や犬などのペットを飼っている場合は、「猫は〇〇をどのぐらい理解できるのか?」なんて実験も面白いかもしれません。
コンクールで入賞を狙っているのなら、たとえば小学生のお子さんなら小学生が日常生活の中で不思議だなと思いがちなことをテーマにするといいですね。
「それ小学生は明らかに興味ないよね??」と思うようなやたらと難しいテーマの自由研究だと、まずコンクールには行かないと思います。
まずテーマを決めて、自分の仮説を立てます。そして実験などを行ってその結果から分かったことをまとめていきます。必ずしも狙い通りの結果が出るとは限りません。
親は自由研究を手伝いすぎないほうがいいです
子供が何をしたらいいか分からずにグズグズしていると、つい親はあれこれ先走って口を出してしまいがちですよね。
とにかく宿題なので終わらせればいい、出せばいい…というのならそれもアリなのですが、できれば親の口出しは最小限にしたほうがいいと思います。
自由研究って「これはなぜだろう?」「どうしたらこうなったのだろう」「ここをこうするとどうなるのかな」などと自分の頭で考えることが非常に大事なんですよね。
何かと忙しい普段と違って、夏休みはせっかく時間がたっぷりとあるんです(部活や塾の夏期講習もあるかもしれませんが…)。
子供が頭をひねって、じっくり取り組むチャンスなんです。どうせなら、自由研究をやり遂げることで「考えるチカラ」を身につけてほしいじゃないですか。
アドバイスをするとしても「ここはこうしなさい」ではなく「あなたはどう思う?」という風に言い、なるべく子供自身に考えさせたほうがいいのです。
実験の結果が予想と違うものになった場合も、なぜそうなったのかをじっくり考えてみることが大切です。こういうことのつみ重ねが、自分で物事を考えることができる人間を育てるんです♪