約50年活躍したポケベルがとうとう終了します
1968年に日本電信電話公社が開始したポケットベル(ポケベル)は、電波で端末にデータを送信する仕組み。なんと1996年には1千万台以上使われていたそうです!
みんなが大好きだったポケベルは、とうとう2019年9月末でそのサービスを終了することが決まったそうです。まぁ現在はスマホがありますもんね💦
最初のポケベルは、数字しか送ることが出来ないものでした。そのため「194(行くよ)」「8181(バイバイ)」などの暗号として使っていたわけです。
ドラマ『世にも奇妙な物語』第308話の「女は死んでいない」は、この初期のポケベルの数字の暗号を利用したサスペンスの名作です。
また1993年7月から9月まで日本テレビ系でドラマ『ポケベルが鳴らなくて』が放送され、同じタイトルの主題歌が大ヒットしましたよね。
安室奈美恵さんの曲『SWEET 19 BLUES』にも「ベルを鳴らして」という歌詞が登場しているんです。覚えていますか?
なるほど…まだスマホが出て来る前、ポケベルはとても便利なものだったんですね。
最初は数字しか送れなくて暗号状態だったわね~。
こんなにあった!語呂合わせ
後に文字を送れるようになりましたが、最初は数字しか送ることが出来なかったポケベル。「084(おはよう)」や「0833(おやすみ)」ぐらいなら何となく分かりますよね。
「999」は9が3つで「サンキュー」、「88946(早くしろ)」「114106(愛してる)」「5963(ご苦労さん)」なんて。
今の若い方からするとなんのこっちゃ…と思われるかもしれませんけど、懐かしいですよね~。ちなみによっしーは友達のを見ていただけで、自分はポケベルは持っていませんでした。
大学3年生の終わり、就職活動に必要だなと思って携帯電話を初めて買いましたけど、それも現代のものと比較するとあまりにも原始的でショボいものでした💦
最初は数字しか送れなかったポケベルも途中から文字を送れるようになりましたが、文字数制限があり、約14文字しか送れなかったんですよ…Twitterどころじゃない短さ!!
そういうわけで2007年にまずドコモが事業から撤退し、2018年現在では日本でポケベルを扱っている会社は東京テレメッセージただひとつとなったわけです。
病院で活用されているポケベルはどうなるの?
病院へ行くと、あまりにも待ち時間が長いのでうんざりしてしまうことってありますよね。よっしーが通っている病院では、申し出ればポケベルで呼び出してくれます。
「もうすぐ診察ですよ」とポケベルが教えてくれるので、それまでじっと待合室で待たなくてもそれなりにヒマつぶしができるので便利です♪
このシステムを取り入れている病院はかなり多いと思いますけど、ポケベルが終了するということはこのサービスもPHSなどに変わるのでしょうかね?
PHSは携帯電話よりも低電磁波で、すでに患者さんの呼び出しに使っている病院も多いです。どっちにしても、長い待ち時間にはうんざりしますよね💦
今の若者はポケベルを知らない!?
中学生と小学生の息子たちに「あんたたちポケベルって知ってる?」と訊いてみると、長男は「知ってるけど、アレまだあったの?」だそうです。
そして次男は「ポケベル?うーん、ポケモンの(ゲームのアプリの)お知らせのベルかな…」だって💦ああ、もう今の若者はポケベルを知らないのね。
現在はスマホさえあればほぼ何でも出来ちゃう時代です。ゲームも通話もLINEも何もかも。もちろん、ネットもできますよね。
もうすぐ平成も終わりますが、みんなに愛されたポケベルもとうとう終わりを迎えるわけです。ありがとう、ポケベル。お疲れ様でした♪