指摘したところが直ったらちゃんと褒めようという話

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褒めて、修正して、また褒める!

「ここがちゃんと出来ていないよ」

「あなたはこれが下手だよね」

上司などにこんな風に「あまり出来ていないこと」を指摘されることは誰にでもあるでしょう。

しかし、「ただ注意するだけ」なら誰でも出来ます。問題はその後、「出来たらちゃんと褒めること」が出来るかどうかなんですよ!

私は若い頃、スポーツクラブのスタッフとして働いていました。スタジオレッスンを担当するインストラクターの仕事もしていました。

その研修で「レッスンでお客様に対してどのような言葉がけをすればよいか」についてみっちり勉強したのですが、ズバリ「褒めて、修正して、また褒める」であると。

 

 

 

お客様の中にひとり、妙に猫背になっている方がいらしたとします。ここでいきなり「前の方~、猫背になってますよ!」と言ったらその方に恥をかかせることになります。

こういう時は「みなさん、元気な声が出ていますね~(褒める)…お顔を上げて背筋を正しましょう(修正する)…ああ、すごく良くなりました!(また褒める)」といった感じでやるのです。

こういう言い方なら特定の誰かを晒し上げる形ではないですし、まず出来ているところを褒めてから直すべきところを言い、そこが直ったらちゃんと褒めることでやる気が出るんだそうです。

 

にゃご
にゃご

たとえ事実でも、いきなりズバッと自分のだめなところを指摘されたら嫌だなぁ。

よっしー
よっしー

そうでしょう?かなり落ち込む方もいらっしゃるかもね。

 

あなたをちゃんと褒めてくれる人は大事な人!

実は「褒める」は「悪いところを指摘する」よりも難しい事が多いです。自分が好意を抱いている相手の「良いところ」であれば簡単に挙げられるかもしれません。

しかし、そうでもない相手の「悪いところ」はいっぱい見つかっても「良いところ」を見つけるのってそんなに簡単ではありませんよね?

だからイマイチ人を見る目がない上司は、自分のお気に入りの部下ばかり褒めまくって、あんまり好きではない部下のことは欠点を指摘することが多くなりがちです。

そして「注意しっぱなし」で終わらずにその後「お、良くなったね!」と褒めることが出来るのは、その相手のことをちゃんとよく見ている証拠です。

 



 

本当に相手のことを思って「もっと伸ばしてあげよう」と思うのなら、単に出来ていないことを指摘するだけ…になるはずがありません。

自分が気に入っている人ばかり褒めてそれ以外の人を褒めてくれない上司は、残念ながらあまり見る目がないですし、(お気に入り以外の子を)ちゃんと育てる能力がないのかもしれません。

ひとの欠点を指摘するだけなら簡単、でもその人をちゃんと見て、良いところや改善したところを見抜いて褒めるのはずっと難しいことなのですから。

 

にゃご
にゃご

努力して良くなったところをちゃんと見てほしいよね!

よっしー
よっしー

そうね!やる気が出て伸びるわ♪