遊園地に赤ちゃんを連れて行くと、パパかママのどちらかは遊べない
昨日の夜、中学生の長男が『赤ちゃんと僕』のアニメのDVDを見ながらゲラゲラ、「どうしたのさ?」と訊いてみると、あるシーンの由加子ママの表情がヤバイと言うのです。
そのシーンは拓也くんが「去年、家族みんなで行ったようにまた遊園地に行きたいなぁ」と回想するシーンなのです。
原作ではそうでもないですが、確かにアニメのそのシーンは由加子ママの表情が思いっきりユウウツそうに見えましたorz
マジレスするとかぶっている帽子の影でそう見えるんでしょうけど、赤ちゃんを遊園地に連れて行っても乗り物にはほとんど乗れないので、ママは赤ちゃんを見ていないといけませんよね。
家族で遊園地に行っても、この場合誰かが必ず赤ちゃんの実くんを見てないといけないので…春美パパはきっと、途中で交代して由加子ママを遊ばせてあげたと信じたいw
さてさて、漫画(アニメもありますが)『赤ちゃんと僕』の中には、子育て中のママも大いに参考になる点がいっぱいあるんですよ~。
料理は手抜きしたっていいんだよ♪
拓也くんが実くんと一緒に買い物をしているシーンは結構ありますが、お惣菜やカップ麺などを買うこともちょくちょくあるんですよね。お弁当を買うことも。
パパは仕事で疲れて帰ってくるわけだから、その後料理をするといってもなかなか大変なことだってそりゃあるでしょう。
小学生の拓也くんでは、できる料理にも限界がありますしね…いいんじゃないでしょうか、大人だって料理があまり得意ではない人もいっぱいいますよね。
めちゃくちゃ手間をかけて作った食事が、子供の口に合わなくてどうしても食べてくれないこともあります。そうなると「あんなに一生懸命作ったのに食べてくれない!」とイライラしちゃう。
ジャンクフードばかりでは健康が心配ですが、母親ならいつも手間のかかる料理を作って出さなければいけないということはないんじゃないでしょうか。
ほどほどに手抜きすることも時には大事かと思います。ママも楽だし、その分子供たちと笑顔で向き合えるかもしれませんしね。
仕事と家事や子育ての両立は大変だ!
パパの会社のお局様・安西さんは夫と反抗期の娘がいながらバリバリ働く女性です。忙しい毎日ですが、お弁当も毎日一生懸命作っている様子。
でも、仕事をしながら頑張る彼女を、夫や娘はあまり快く思っていないみたい。職場の若い女の子たちからは「あんな年齢で若い子の中に混じって仕事なんてしたくないよねー」と陰口を言われます。
いつも頑張っている安西さんが「仕事も妻としても母親としても、何一つ報われていない」と愚痴を言いたくなるのも無理はありません。
もう家事や育児と仕事の両立は無理なんだ、と思った彼女は退職を決意しますが、春美パパから「あなたはこの会社にとってなくてはならない必要な人でした」と言われ、涙します。
仕事だろうと家庭だろうと、「自分は誰かから心から必要とされているのだ」と思えるかどうかはすごく重大な問題ですよね。
結局、安西さんの夫は「買い物や掃除ぐらいなら自分にも手伝えるので、いつでも頼ってほしい」と思っていたこと、反抗期の娘も本当は自分を大事に思っていることを知り、彼女は仕事を続けることになりました。
女性が働くことに関してはいろいろな考えがあると思いますけど、多少とも家計を助けるために働いているのなら夫もある程度妻を手伝うべきだと思いますよね。
何もかも自分ひとりで頑張ろうと思っちゃうと、どこかで限界が来ます。上手に夫に頼ることも大事だと思いますよ♪
泣いたからお菓子を買ってあげる…はNGかも!?
拓也くんといっしょにスーパーに行った実くんは、たびたびお菓子をねだります。「これおいしーのー、ほしいのー」と訴える実くんにたいして拓也くんは最初スルーします。
でも、泣くので結局お菓子を買ってあげる羽目に…まぁ分かるんですけど「泣いたから買ってあげる」というのはあまり良いことではないですね。
よっしーは息子たちが小さかったころ、あらかじめ「今日はお菓子を買う」とか「今日は買わない」ということはきちんと決めていました。
買い物に行く前に「今日はお菓子は買いません」と約束して、それでもダダをこねると「じゃあ帰りましょう」ってやってました。
もちろん、買ってあげると約束した時はかならず買ってあげましたけどね。これで手に負えないようなことは1度もなかったです。
でも、おじいちゃんやおばあちゃんはついつい孫を甘やかしてしまいがちなので、このあたりはきちんと話をつけておければいいんですけど…難しいですね。
子供が頑張ってお手伝いしてくれたとかで「今日はありがとう、ご褒美にお菓子を買ってあげようか」なんていうのはアリだと思いますが「泣くから買ってやる」は後々面倒なことになるのでなるべくしないほうがいいと思います。
過保護で何をしても叱らないママはヤバい!!
実くんが通う保育園に京介くんという男の子がいますが、この京介くんのママがとても面倒なヒトです。
寒くて風邪を引いたら大変、と異常に厚着をさせるので、京介くんはかえって具合が悪くなりそう。で、先生がちょっと意見すると文句を言いまくるママ。
ある日京介くんは突然おもちゃを振り回して拓也くんの脚に跡が残るほどダメージを与えたり、おもちゃの車を投げつけて頭から血が出てしまいました。
それでもママは「うちの子がそんなことをするわけがないでしょ!この子には危ないことをさせたことがないんだから!」と。
ベテランの保育士が「自分が痛みや危険を知らないんだったら他人の痛みなんてわかるわけがないわね」「子供の学習する能力を止めてしまうのは許されない、たとえ親でも」と諭しましたが、結局京介くんは保育園をやめることになってしまいました。
子供に風邪を引かせたくないと思っても、厚着をさせすぎてはかえって逆効果です。叱るのがしんどいからって「うちの子が悪いことをするわけがない、悪いのは相手に違いない」と決めつけるのは非常に残念なことです。
子供のために良かれと思っていることがかえって良くない結果になることもありますし、頑張りすぎるのはいけないと言っても時には必死で向き合わないといけないこともあるんですよね。
智子さんの大らかさをお手本にするといいよ♪
お向かいの木村さんちの若奥様・智子さん。智子さんは息子の太一くんを育てながら夫・成一くんの両親と同居して仲良くやっています。
夫婦で映画を見に行きたいからと太一君をお義父さんに頼んで出かけちゃったりして「嫁としての自覚に欠ける」と叱られたこともありますが、彼女の大らかさには感心しちゃいます。
育児ノイローゼになりかけて悩んでいる19歳の若妻・史穂さんに智子さんがかけた言葉は「家事も子育ても少し手抜きしよーよ 完璧な子育てなんてあるとは思わないもん」
拓也くんもママを亡くした当初は実くんの面倒を見るのが本当に大変で、ご近所さんからも「実くんもう少し静かに出来ないの?」なんて言われてものすごく悩んでいました。
あまり他人に頼れない状況でひとりで完璧に子育てをしようとすると、精神的に追い詰められます。智子さんのように時には夫の親に頼っちゃうのもいいです(でもよほど信頼が無いと怖くて頼れませんが…orz)
よっしーの長男が小さい頃、食事をしっかり食べてくれないことがあってとても悩みました。でも別に、子供はママを困らせようとしてわざとやってるわけじゃないんですよね。
「今日はこればっかり食べたけど別に今日ぐらいどうってことないからまぁいいや」ぐらいに考えたほうが、ラクなんですよね。
「今日はこの子にとことん付き合ったので部屋が散らかったままになっちゃった」でも別にいいんですよね、それで何がどうなるわけでもないので…♪
子育ては、がんばりすぎるとしんどくなります。でもポイントだけは押さえて、叱るべき時はきちんと叱るのも大事です。そして、子育てを楽しみましょう♪