皆さんは今までに1度でも「漫画家になりたい」と思ったことはありますか?
私は小学中学年の時藤子不二雄先生の『まんが道』に強い影響を受けて漫画家になりたいと思いましたが、中学生になると「そんなの無理に決まってるじゃん」と勉強に打ち込むようになり、42歳の時に「やっぱり漫画家になりたいなぁ」と思いました。
で、運良く少年画報社さんとcomicoさんの合同の漫画コンテストでいちばん下の賞にひっかかり、担当さん付きとなったのがきっかけで44歳で漫画家になりました。
ただこれは、漫画賞の審査員だった少年画報社マンガDX+編集長の大野正拓さんがたまたま作家の年齢をあまり気にしない方であったため運が良かったのだと思います。
↓↓↓拙著『ケットウ!~糖尿病内科医・甘栗美咲~』(商業漫画)です。
昨年12月、思いがけずマンガDX+がサービス終了になってしまい、他にも諸事情が重なって私も47歳にして新しく描かせてくれる場所を探さなければいけなくなり、苦労しているのが現状です。
今までは「商業漫画」にこだわっていましたが、商業漫画家は基本的に若い方が圧倒的に有利です。どことは言いませんが明らかに年齢で「足切り」するところもあると聞いています(年齢のハンデなどものともしない天才中年漫画家志望者が出現したら別かもしれませんが…)。
40歳というと週刊少年誌だと無条件で足切り、その他の雑誌でも上限ギリギリで審査対象に入れてもらえるかどうかといったかなり厳しいラインだと思ってください(新人マンガ家相談室より引用)
しかし今は出版社を通さなくても漫画を世の中に出して収入を得る方法があり、中には商業漫画以上に収入を得ている方もいらっしゃいます。
商業漫画の欠点として「100%描きたいように描けるわけではない」というのがありますが、自分で好きなように描いて配信できれば最高ですよね!(それが上手くいくかどうかは分かりませんが)


↑↑↑私が今考えている「誰でも好きなように描いて配信する方法」をまとめてみたのでぜひお読みください!
商業連載をしている先生も自分が好きに描きたい作品を自分で配信なさっている場合があり、それは私の理想に近いです。出来たら私もそうありたいですね。
なおこの記事のタイトルを「誰でも漫画家になれる」ではなく「誰でも漫画家になれるかもしれない」としたのは、途中で嫌になって投げ出してしまう方もいらっしゃるからです。そうでなければきっと!!

なるほど!自分で出して売れたら面白いだろうね!

今は良い時代になったわ。どうせ商業でも紙の本を出せなかったりするし、それなら自分で好きなように出すというのは有りよね。