11ぴきのねこのきままな暮らし

スポンサーリンク

11ぴきのねこは何度か引っ越しをしている!?

11ぴきのねこは、仲良くみんなで暮らしています。10ぴきのあおねこたちはみんなそっくりの顔をしていますが、兄弟や親戚ではないらしいです。

でも、どういうわけで一緒に暮らしているんでしょうね。仲間だからいつも一緒にいるのかな?人間の年齢で言うと18~20歳ぐらいの若者といったところでしょうか。

 

11ぴきのねこが出版された順番は以下の通りです。

「11ぴきのねこ」(1967年)

「11ぴきのねことあほうどり」(1972年)

「11ぴきのねことぶた」(1976年)

「11ぴきのねこ ふくろのなか」(1982年)

「11ぴきのねことへんなねこ」(1989年)

「11ぴきのねこ マラソン大会」(1992年、絵巻えほん)

「11ぴきのねこ どろんこ」(1996年)

今回はこの順番通りに、ねこたちの暮らしの変化について考えていきましょう。

 

 

「11ぴきのねこ」で初登場で11ぴきのねこたちは「のらねこ」と紹介されています。途中で出会ったじいさんねこから「のらねこたち」と呼ばれていることからも、11ぴきは少なくとも町の中で立派な家で暮らしているわけではなさそうです。アニメでは小屋に住んでいました。

「11ぴきのねことあほうどり」では、11ぴきはコロッケ屋さんを始めます。コロッケを販売する店は窓ガラスが割れているものの、少なくとも調理場とでっかいダイニングテーブルが置かれた部屋があり、11ぴきはそこで共同生活をしているようです。

「11ぴきのねことぶた」では、車に乗って旅に出た11ぴきが空き家を見つけ、そこを新しい住み家にしようとします。欲張ったために、とんでもないことになってしまいますけどね。

 

 

「11ぴきのねことへんなねこ」では、11ぴきは大きな鍋で野外炊飯をしています。おそらく、近くに家があるのでしょうね。町の中ではなく森の中のように見えます。

最終巻「11ぴきのねこ どろんこ」では、11ぴきは山小屋で共同生活をしています。ねこたちは山バトをつかまえたり魚の干物を作ったりしているようですね。

この山小屋は、「11ぴきのねことぶた」の直後にみんなで力を合わせて建てたものではないでしょうか!?

 

ねこたちの食生活の変化

「11ぴきのねこ」では、11ぴきは大きな魚をお腹いっぱい食べて満足します。そして「11ぴきのねことあほうどり」では、売れ残りのコロッケを最初は喜んで食べていますが、やがて飽きてしまい、「あー、鶏の丸焼きが食べたいな…」と。

「11ぴきのねこ ふくろのなか」では11ぴきが木の上でお弁当を食べますが、食べているのはコロッケのようにも見えますし、パンのようにも見えます。どっちでしょう!?

「11ぴきのねことへんなねこ」では、11ぴきは川でつかまえてきた魚を鍋に入れ、パセリやケチャップで煮込んでいます、「お砂糖は控えめに」なんて言いながら♪

そして「11ぴきのねこ どろんこ」では山バトを狩りに行ったり魚をとって生活している11ぴきです。リンゴなども食べているみたいですね。

 

 

 

じつはねこは肉食動物で、本来は肉を中心に食べるのが正解です。野生のねこはネズミなどの小動物を食べています。ねこに菜食をさせると、病気になってしまいます

サザエさんの主題歌では「お魚くわえたドラネコ~」なんて歌われていますし、ねこは魚が好きというイメージがありますよね。

もちろん、ねこに魚をあげてもいいんですけど、魚ばかり食べるのは実は健康に良くないんだそうです。肉も食べたほうがいいということです。最終的に11ぴきは肉も魚もバランスよく食べるようになっているみたいなので、とても健康的ですね♪

 

運転免許を持っている(!?)ねこたち

「11ぴきのねことぶた」では、冒頭、とらねこたいしょうが車を運転してあおねこたちが荷台に乗って旅をしています。また、とらねこたいしょうではなく、あおねこが車を運転しているシーンもあります。

少なくとも11ぴきのうち2ひきは、運転免許を持っているようですね♪11ぴきは子どもではなく大人のねこ、若者なのでしょう。

 



 

アニメでは、ねこたちが住む町は警察署があり、ねこの市長さんもいました。人間の世界と同じようにきちんとしているみたいです。だからとらねこたいしょうたちも、以前自動車教習所に通って運転免許を取得したのでしょうね。

ただ、せっかくの車も、「11ぴきのねことぶた」のラストでは大破してしまったようです。これは大変です…修理して、なんとかまた使えるといいのですが。

 

にゃご
車が大破!?いったいなぜ…

よっしー
それは絵本を読んでみればわかるわ。大変なことになってる…

 

ねこたちのファッションは?

ねこの町の住人たちは、けっこうオシャレみたいです。ねこの女性たちは、ワンピースを着ていたりします。

でも11ぴきは、基本的にほとんど服を着ないようですね。コロッケ屋さんになったときにコック帽をかぶりエプロンをつけていたぐらいです。

自由きままに生きている11ぴきにとって、服はきゅうくつでジャマなものなのかもしれません。

ただ遠足に出かけた時は、色とりどりのリュックサックを背負っていました。可愛いですね♪中身はお弁当と、おやつ!?

「11ぴきのねこ マラソン大会」では、さまざまなファッションのねこたちを見ることができます。ホテルマンのねこや、チアガールなど。

このときばかりは、普段ほとんど服を着ない11ぴきも、最初はいろいろ着用していますよね。ところが…!?とても面白いです。

 

お父さんやお母さんはどこにいるの?

11ぴきのねこたちは兄弟や親戚ではなく「仲間」として共同生活をしているようです。彼らの家族について語られることはないですよね。

他のねこたちを見ると、子どもたちはお父さんやお母さんと一緒に暮らしているようです。11ぴきのねこたちのお父さんやお母さん、きょうだいたちはどこにいるのでしょうか?

もし同じ町の中に実家があるなら、もっとそれらしいシーンがあってもいいはずです。しかし「11ぴきのねこ マラソン大会」をよく見ても、どうもそれっぽい場面は見当たりません。

 

 

これは推測なのですが、11ぴきはみんな他の町から集まって来たのではないでしょうか?大人になったので、家を出て独立したのだと。

かるたの「あしたは遠足ゆでたまご」は、よくゆで卵を作ってくれた優しいお母さんの思い出なのかもしれません。

絵本には描かれていませんが、たまーに11ぴきはそれぞれの実家を訪ねて親子水入らずの時間を過ごしているんじゃないかと勝手に思ってます♪

 

にゃご
11ぴきのねこは自由に生きていてうらやましいなぁ♪

よっしー
自由なだけじゃなく、きっと苦労もあると思うけどね。でも、素敵な生き方よね♪