アゲハチョウのサナギの糸が切れてしまった場合の対処方法

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アゲハチョウを育ててみたことがあります♪

みなさんは、アゲハチョウの卵を見つけたことがありますか?これからの季節、サンショウやミカン、キンカン、ゆずなど柑橘系の植物の葉っぱに直径1ミリ程度の黄色い卵が産みつけられているのを見かけますよね。

よっしーは数年前、当時小学生だった長男が理科の授業の学習の一環としてチョウの幼虫を育てるという宿題が出されたので、しぶしぶ卵を探すことにしたんです…虫は苦手なので…

で、なんと自宅の庭に植えられたキンカンの木にアゲハの卵をいくつか見つけたので、プラスチックの小さな水槽で飼育することにしました。

 

 

最初は「虫はいやだぁぁぁ~!!」と思っていたんですけど、これがけっこう可愛くなって…最終的にキレイなアゲハチョウになって飛んで行った時は、本当に感動しました♪

実はですね、長男がアゲハのサナギが入った水槽を小学校へ持っていたとき、玄関でうっかり転んでしまい、その衝撃で8匹のサナギのうち7匹の糸が切れて落ちてしまったんです。

「もう駄目だ、蝶が死んでしまう…」と泣きべそをかく長男でしたが、よっしーは何とかならないかと思ってあることを試したんです。今回はその時の話などを…何かの参考になるかもしれないので。

 

にゃご
あのイモムシがキレイなアゲハチョウになるってちょっと信じられないな。本当なのか!?

よっしー
それは確かよ、卵の時からずっと成長過程を見守ったんだから♪

 

アゲハチョウの幼虫のお世話はどうする?

幼虫を育てる飼育容器は、よく100円ショップなどで売られているプラスチック製の飼育ケースで十分です。掃除のために、同じものを2つ用意するとラクかも。

アゲハの幼虫が食べるのはサンショウやミカン、キンカンの葉っぱです。生まれたばかりの幼虫は黒くてゴミみたいに小さいです。

小さな幼虫はまだそれほどたくさん食べないので、葉が枯れてしまわないように濡らしたティッシュで茎の根元をくるんで、さらにラップと輪ゴムで根元をくるんでおくといいです。

幼虫が大きくなるごとにだんだん食べる量も多くなりますので、食糧である葉っぱを確保できることが飼育の条件となります。

 

 

なお、モンシロチョウなどと違ってキャベツの葉っぱを食べることはありませんので気を付けてくださいね!

アゲハチョウの幼虫が成虫になるまでには1~2か月ほどかかります。最終的にはあの有名な黄緑色のでっかいイモムシになりますが、この形態になるとものすごくたくさん葉っぱを食べますので、エサがなくなってしまわないように注意してください。きっと驚きます!!

日々のエサやりと水槽の掃除を心がけておけば、他にやることは特にないです。あまりエサを食べなくなってきたら、そろそろサナギになる準備をするかもしれません。

 

アゲハの幼虫がサナギになるとき…

サナギになる準備を始めるアゲハチョウの幼虫は、エサを食べなくなり、なんだかじっと動かなくなり体も少し縮んだように見えます。これはサナギになる準備をしているのです。

そして、腹部の先端を固定し(自然界では木の枝などにくっつくようですが、水槽の壁に固定している者がほとんどでした)、糸を胸部にかけて頭を上にします。

この糸は帯糸と言い、背中で糸がくっついています。そのため、左右どちらかの糸が切れても体が落ちてしまうことはないです。

最後の脱皮をしてサナギになった体の中では、驚くような変化が起きています。なんと、いったん体がどろどろに溶けて、成虫の体を新たに作っているんです。

 

 

成虫の羽の元になる部分などは幼虫の頃から体の中にあるのですが、本格的な大工事はサナギの中で行われているんですね。

春から夏にかけて生まれたアゲハの場合、サナギになってから1~2週間できれいな成虫になります。成虫を飼育することもできないわけではないですが、成虫の寿命はわずか2~4週間ほど。

真冬の時期に生まれてしまったなどやむを得ない場合を除いて、できればそのまま自由にしてあげたいものですよね。

 

アゲハのサナギの体を支えている糸が2本とも切れてしまった!

長男はサナギが入った飼育容器を手に持ったまま転んでしまい、その衝撃でほとんどのサナギの帯糸が切れて転がってしまいました。

しかもそのうちのいくつかのサナギからは、破れて体液!?が流れている始末。あわわ…どうしよう!!もうダメなのか!?とかなり焦りました。

ネットで調べてみると、ボンドでくっつけるとよいという解説を見かけましたがなんだか怖かったので別の方法を試すことにしました。

 



 

ソフトクリームを買うと、コーンの部分が紙で覆われていますよね?あの紙みたいなやつをサナギの体の半分が隠れる程度の大きさにノートの切れ端とセロテープで作り、そのポケットを飼育ケースの壁にテープで固定してその中にサナギを拾って入れたのです。

サナギをさわるとピクピクッと動くので最初はかなりビビりましたwポイントは、サイズをサナギの大きさに合わせてジャストサイズで作ることでした。

残念ながら体液が大きく流れ出ていた1匹だけは成虫になることができませんでしたが、残りはすべてちゃんとチョウになることができ、体の異常もありませんでした。そして次々と大空に飛び立っていきました。

本当に良かったです!もしチョウのサナギの糸が切れてしまっても、慌てないで対処してくださいね♪

 

にゃご
ケガをしたサナギもほとんどがちゃんとチョウになることが出来たんだな、良かった!

よっしー
そうね、諦めなくて本当に良かったわ♪もし糸が切れてしまったら、ぜひ試してみてほしいわ。